ひとえに風の前の塵に同じ

刀剣乱舞の歌仙兼定推し。色々なイメージ作品を作ったり妄想したりのんびり暮らしたり。猫好きもふもふ。記事・画像の無断転載お断りです。

雨と女子高生

昨日結構な雨が朝から降っていたのに
夕方、傘を差さないで帰路についている1人の女子高生を見た。

前髪から流れる雨の滴を陰鬱な表情で
邪魔そうに手で払いながら
それでもゆっくり歩いていた。
走ったりはしていなかった。



色々考えた



この地域は暴風・豪雨指定も何もなかったが
小雨になるまで学校に居る事を許されなかったのか
迎えに来てくれる人や
相傘や一緒に雨に濡れてくれる相手は居なかったのか
傘を持ってきていたけれど壊れたのか、盗まれたのか
家まで走り切れる体力が無かったのか
雨なんかどうでもよかったのか



凄く印象に残ってしまった。



私は傘を持っていた。
ビニール傘ではなかったが、それと同じ位の値段の安物で
返してもらわなくても困らない品物

私は車で移動するだけなので、特に困らないので
その傘を一本と持っていたタオルと一緒に差し上げた。













っと言いたい所ですが渡す事が出来なかった。














不審者だ。





自分が思う善意であっても、相手が不審に思ったら終わりなのである。
善意より私は不審ではない方を選んでしまった。
こんな最初から雨の日に傘を差さない子を無視した。
深刻では無いにしても、明らかに事情有なのに










最初に風景撮影をしていた人に後から来た人が
勝手に写真撮らないで下さいと言ったり
自分の孫を撮っていたお爺さんが注意を受けたり
一枚の写真で思いもよらない事が起こったりもする。
(肖像権・児童ポルノ禁止法単純所持)



学校からくる不審者情報を読んでいると
道徳がわからなくなってくる。

児童の横を自転車で追い抜いただけで
不審者情報として配信が回ってきたのもあったし
暗くなり始めになっても遊んでる子供が
「早く家に帰らないと暗くなるぞ」
と声掛けされたとの不審者情報も回ってきたし


会社の近くが通学路で児童の集団登校時刻と重なっていたので
歩道で信号待ちの時におはようと挨拶してたけれど
児童に言われない限り私は言わなくなった。
児童の顔なんて一人も覚えてなかったけれど



自動車学校の授業でこんな質問がありました。



「交通量が多く歩道も信号機もない横断禁止の場所で
今にも渡りそうな小学生位の子供が2人居ます。
無視以外であなたはどうしますか?」








私が免許を取ったときの正解は
「横断禁止の場所なので遠回りする事」と伝えるが正解でした。
(ちなみに正解率は100人中1~2人だったそうです。)