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ひとえに風の前の塵に同じ

刀剣乱舞の歌仙兼定推し。色々なイメージ作品を作ったり妄想したりのんびり暮らしたり。猫好きもふもふ。記事・画像の無断転載お断りです。

ノベライズ・彼らが本気で編むときは、

日常

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彼らが本気で編むときは、

彼らが本気で編むときは、

 

 

 

 

彼らが本気で編むときは、
映画、上映前ですが
やっぱり、我慢できなくてノベライズ読みました笑


以下ネタバレ含みますので
ダメな方は閉じで
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本はとても読みやすかったです。
多分、監督の脚本(演技者に求めているもの)が完璧にできているので
本の中身に多くを求めていない気がする。

登場人物達の感情の起伏が少ない気がした。
本はP220だけど行間も多いので
本当にあっさり終わる。

話の中身に関して言えばトモよりカイの方がヤバイ。
最終的には睡眠薬で自殺を図るし、色々な要素で追い詰められたカイの心を誰も救わない。

 

トモなんて目じゃないくらいカイはハードモード。

 

 

カイはP191でブラームスのバイオリンソナタ
自分の為に弾く。
これだけでカイの淋しさが伝わってくる一文。


自分の為だけに弾く
暮らしの手帳の松浦さんの本でもあったなって思った。
(本のタイトル失念)

たった一曲だけでも
自分が満足できるような演奏ができる曲があれば
心が豊かになれる。
心を慰めることができる。
確かそんな内容だったと思う。

 

 

お気に入りの図鑑の上に水色の紙を広げて
白い錠剤を魚の形に並べ
最後に赤い錠剤を目として入れる。

赤い錠剤は苦悩の中で泣きはらした目の様にも思えるし
水色の中を泳ぐ魚は自由さを求めた結果にも思える。
一つだけ違う色の目がカイ自身の心模様を表している。

 

カイ(11歳)友達も居なくて、近所の遊んでた子(トモ)にはシカトされ本当にボッチ。
しかも、学校でも塾でも行けばホモ(ゲイ)をネタにされる。
息つく暇がない。

 

リンコは比較的回りから受け入れられていたので、
死を選ぶほど、ハードモードじゃなかったと思う。


もちろん辛い事は沢山あったはずだが
(P45)フミコはいつも
「わたしの宝物」とリンコを抱きしめる。

 

自分は望まれて生まれてきた子だと
リンコは辛い中でも一筋の光を持っていられた。
母フミコに女の子だもんねと受け入れられていて


カイの境遇と真逆である。


カイの立場は受け入れられなかった時のリンコ
そのままの姿なんだろうと思う。


カイは秘めた恋心をナオミに勝手に読まれて破かれる。
カイの母親ナオミが土足過ぎるが
行き過ぎてる愛が怖い。

なぜ叱るの?という答えに
悲しいからという答えがある。
普通ではない、それを不自由と感じて悲しい結果に行きつかないようにと親は叱るのだと言う。

 

 

リンコ・トモ・カイで食事をしていて、リンコの事を受け入れられないナオミはカイを問い詰めまくって事を吐かせるのも怖い。
クソ程叱っている場面が勝手に再生されるようで怖い。

その後、カイは学校でトモに謝るのがとにかく凄い

 


トモなんて自分の保身の為にカイの事、無視しまくっていたのに。
そんな人にでも謝るカイが悲しすぎる。
カイがとにかく不遇過ぎる。


ジェンダーについて受け入れられたリンコと
受け入れられていないカイ
とにかくカイの方が気になってしょうがないけれど
体も変更している。っという点が今作では大きい部分なので
カイについて映画ではそんなに掘り下げないと思う。

 

 

後半、なかなか家に戻ってこないヒロミ
もしかしたら、このまま家族になれるんじゃないかと
リンコは考え始める。

母親になりたかったリンコ。
でもトモは実の母親の方を選ぶ。
また育児放棄されても受け入れて貰える場所がある
安心があるからトモはそうしたんだろうと思う。
母親を信じてみたかったのかな。

リンコが二度目はないって言っていたら
大分違ったはず。

 


この地雷のような母親でも選んでしまうのが
血より濃い絆は無い
って言う呪いに近い。

 

愛しい人を呪う様に思い続けたサユリ(ヒロミとマキオの母)

マキオも家を出た後でもサユリに対して優しいままだ
完全毒親だったサユリを見捨てない。
リンコはたまに男っぽい所がでるのはなぜなのか
男として生きていた残りってことなのかな。

リンコは男としての煩悩を消すために
何にも昇華できない気持ちを編み物に託している。

煩悩108
(お坊さんの1日1分説法P81より)
六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)×(良い・悪い・どちらでもない)=18
六塵(色・声・香・味・触・法)×(苦しい・楽しい・どちらでもない)=18
18+18=36
36×3(過去・現在・未来)=108

 

小さな心から抜け出す お坊さんの1日1分説法

小さな心から抜け出す お坊さんの1日1分説法