チョコレートドーナツ
見ました。
以下ネタバレあり
なのでご注意下さい。
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虚しさと、無常さが交わる話だった。
実話から生まれた作品ですが
マルコの最後の3日間を思うと
凄く苦しい。
家に帰れる。
受け入れてくれる人がいる。
期待をしていたのに
最終的に連れていかれた場所は
自分の事に関心を持たない母親の所。
ただ、そこに
受け入れてくれる人が
きちんといて
存在している自分が
幸せだと感じられる場所に
居られる権利を
他人と言う存在はなかなか
認めてくれない。
保障を求める。
その中で最大の幸福とは
人が決めた法の中で決まっている。
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世の中から戦争が無くならない理由を
挙げている本がある。
十歳のきみへ―九十五歳のわたしから
次の世代に遺恨を残してしまった事を
悔いている事が書かれていました。
戦争と言えば
悲しみ
怒り
苦しみ
もう2度と戦争を起こしてはならない
などの話が出ますが
次の世代に遺恨を残してしまった事を
後悔している人(本)に
出逢ったのは初めてだったので
私は読んでいて衝撃でした。
大人がやっている戦争なのに
大人は子供に説明をしない。
理由を挙げない。
止めようとはしない。
止まらない・終わらない戦いに
怒りは募るばかり
振り上げた拳の落とし所が
大人になっても
わからないままだから。